年上の部下に勤務態度を改めてほしかった。。
私が職場の嫌な人間関係を解決した方法、それはズバリ、「職場における自分の態度を切り替える」といったシンプルな方法でした。
職場で感じる嫌な雰囲気、自分とは合わない相手との仕事は、モチベーションは下がりますし、時間の流れも遅く感じるといったネガティブ要素しかありません。
好きで始めた仕事のはずなのに、人間関係が原因で、仕事が楽しくない、やり甲斐を見出せなくなってしまうなんて、とっても勿体無い!!
そう感じた私は、苦手な方と同じシフトに入る時の自分の気持ちを、先輩や同僚、後輩に素直に伝え、私の指導に対するフィードバックをお願いすることにしました。
当時私は、新人教育係を任されており、勤務中の態度や仕事の流れを付きっ切りで指導する日々を送っていました。
入社早々、その方からはやる気を感じられず、周りからも勤務態度や言葉遣いに対しての注意が目立つようになり、職場全体の雰囲気も徐々に悪くなっていくのを肌で感じていきました。
何度同じ注意を繰り返しても、相手に改善が見られるまでに時間が掛かってしまったのには、口調が強くなることを避けるが故に生じてしまった私の相手に伝わりにくい言葉選びと、相手の年齢に配慮し過ぎた甘い指導にも原因があったのも確かです。
しかし、相手が勤務中にお腹が空いたと座り込んでしまう行動を私の目の前で取った瞬間に、このままではいけないし、相手の仕事に対しての意欲、社内での立ち振る舞いの基本、初歩的なことからの指導が必要だと実感し、それと同時に私一人で指導方法を考え、実行していくことに限界があると思い始めたのです。
その瞬間を境に、私は職場の先輩、同僚、後輩全ての人に、自分の現状と指導中の相手の態度を共有し、その時の自分の悔しさ、呆れる瞬間、悲しい感情も伝え、助けが必要であることを素直に伝えました。
また、私が自分の指導方法に迷いがあることや、相手とのコミュニケーションが上手くいっていないこと、相手の勤務態度が理解できず、苦手意識があること、それによって私自身が苦しくなってきた事実も包み隠さず伝えました。
私の本心を聞いたことで、最初は驚いていた先輩たちも私の悩みに共感し、今後は全員で指導を受け持ち、共有し合う時間を設ける場を作ってくれました。
それ以降は、指導の合間に会社での挨拶や言葉遣いはもちろん、自分が取る行動で周りがどう感じてしまうのか、どう誤解を招いてしまうことに繋がるのかといった職場での態度についての指導を明確行い、期日までに覚えてほしい仕事は別紙で用意するなど、相手に一日も早い独り立ちを促す指導方針に変えて行きました。
相手が疎かに仕事を終えようとすれば、自分の後に仕事を引き継いでくれる人のことを考えて行動できているのか、自己解決をして仕事を終わらせないこと、チームで働く以上、共有は絶対であるということもその都度繰り返し教え続け、相手の年齢に配慮しすぎない的確な指導を実践しました。
そんな指導態度を変えた私の姿に相手も気付いてくれたようで、敬語での受け答え、先輩への挨拶、困った時は確認してから仕事に取り組む姿勢を少しずつ身に付けてくれました。
私へのフィードバックをしてくれた先輩や同僚からも安心の声を頂き、殺伐とした場の雰囲気は、緩和されていきました。
この経験から私は、相手の変化を期待し待つだけではなく、相手を変えるにはまずは自分から、自分が変わった方が早いと切り替える意思が、嫌と感じるもしくは苦手とする相手との人間関係を円満にする秘訣であると感じました。
相手を避け続けるのではなく、職場における自分の態度を切り替えることが人間関係を円滑に保てる素早い解決法なのだと思います。
*お寄せいただいた体験談をそのまま掲載しています。
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