若者の再教育プログラムがスタートするかもしれないと言われたらどうする？
この数十年で確実に日本の若者の教養レベルというのか、学力以外の知識レベルが落ちているような気がする。
それを表すのはいい大人のような見た目になってもいつまでも知るべきことを知らずに生きている人が多すぎるという意見があります。
これは働いているときに自分のお客さんにだけは気を使っているフリをして他の人に損害を与えているのに気が付かない人など、多岐にわたります。
ついついやってしまいがちです。
ただ、もっとも本当に酷いのがそのまま大人になって数十年経っても全く変わりがないことです。
モラルと教養がないいい中年がまともな待遇で働けるはずがありません。
これだけは覚えておきましょう。
よく働く人の地位向上といってスローガンをかかげて騒ぎたくなる気持ちは誰でも一緒ですが、それ以上に今の働く大人のモラルや教養が低く有りませんか？
これを考え出すと今のあなたの働いている待遇や地位はそれ相応のものだと分かるはずです。
よく、作業現場で働く人が自分たちはいい待遇で働けない、上流工程でピンはねされてしまうからどうしても少ないお金しかもらえないし激務だ。
というケースがあります。
この最も現場で働く人達がお客さんに直接営業をして、下請けではなく直請けとなることで地位と待遇向上を図って、お客さんも安くサービスを受けられるという発注ビジネスの仕組みが変化してきました。
でも、結果的に消費者庁に寄せられるトラブル件数が増えただけでお客さんは得をすることなく、やっぱり、元請けを通して下請けに発注してもらった方が現場の人もちゃんと仕事をするし、何かあっても元請けに文句を言えるから安心だということになってしまいした。
この現場で働く人達の一部が不正やお客さんとのやりとりでの横柄な対応を行うことにより、せっかく自分たちの地位や待遇が向上するチャンスが来たのに自分たちの手でそれを破壊してしまったのです。
本当に言えることなのですが、教養やモラルがあればお客さんとのやりとりがスムーズにやりやすいので結果的に元請けになれて良い待遇で仕事ができるということになります。
結局、資格の勉強をするよりも教養やモラルを勉強した方がいいのではないかと思います。
これではいつまで経っても現場作業者の地位や待遇は向上しないはずです。
何かこれを社会のせいにしたりしますが、もちろん、それもありますが、それに対して文句をいってみても何もかわりません。
むしろ、自分たちの行動をちゃんとしなければ構造を変えても結局はお客さんからクレームが入って元の通りとなってしまいます。
自分でできることがあるのにそれをやらずに文句を言うばかりで上手くいくと思っていたらそれは間違いだといえるのかもしれません。