『専門職大学・専門職短期大学・専門職学科で学歴社会が変わる?』
TVのニュースで「専門職大学・専門職短期大学・専門職学科」なるものがスタートするということが報道されていました。
「対象となる職務はシステムエンジニア、CGデザイナー、、、」
また?プログラミングスクール?
2020年に小学校からプログラミング授業必須課程に入れる予定とか言っていましたが、もう、今の大学生の段階から実践的スキルを持った人間を養成するつもりなのでしょうか?
と思って調べてみると、以下のように今後の政策を実現するための人材育成プランが策定されていました。
【観光分野】:適確な接客サービスに加えて、サービスの向上や旅行プランの開発を企画し、実行できる人材 【農業分野】:質の高い農産物の生産に加えて、直売、加工品開発等も手掛け、高付加価値化、販路拡大等を先導できる人材 【情報分野】:プログラマーやデザイナーとしての実践力に加えて、他の職業分野と連携し、新たな企画構想を商品化できる人材 (「専門職大学・専門職短期大学・専門職学科」文部科学省HPより) |
職安の職業訓練校がその役目を果たせないという評価を受けている現実、仕事で足りないジャンルを養成するための養成所が学校という本来の国の養成所だったのだと気が付かされたニュースでした。
転職保証の付いたプログラミングスクールつぶしなのか?
と思ってしまいそうですが、今学生を卒業している人はあえてこんな専門職大学・専門職短期大学・専門職学科なんて行く必要はないでしょう。
今だって専門学校でプログラミングやCGなどをやってWeb制作会社やゲーム開発会社で働けるように養成する学校がたくさんあって定員割れなども問題となっていると言われていたような気がします。
企業もそういった専門学校には注目していて卒業すると実践的な人材として専門ジャンルへ採用しているので就職率としてはニーズのある職種の学科は高いと思います。
今ある専門学校と「専門職大学・専門職短期大学・専門職学科」は何が違うんでしょうか?
今の日本の問題は
- 仕事がない!
- 働く人の待遇が見合っていない!
ということですから、いくら人材を養成してもそれだけでは意味がありません。
文部科学省HPより
どうやら上図のようなことを考えているようです。
まあ、学歴偏差値評価制度になんら影響はなさそうです。
義務教育にWeb制作とWebデザインの授業を取り入れればよい気がします。
それならすべての企業にWeb制作会社と同じスキルを持ったWeb制作部という部署を作ればいいだけじゃないかとも思ったりするのですが。
マーケティング部の中にあると思いますが。
全社員のPCスキルを上げるだけで解決する問題だとも思います。
そんなこと上手くいかないですし、上手くいっても経済が冷えて凍るだけで何もいいことなんてありはしない!
こんなこと税金かけてやらないで欲しいものです。大学は税金が使用されています。私立大学でもです。
なにか赤いのが新しい学歴ピラミッドに見えてきて仕方がありません。
でも前に何か文系とか理系っていう分け方はやめようという話があったような気がしました。
その流れなのでしょうか。