外食産業のコスト


外食産業のコスト

吉野家が塩サバ定食を出すというTV特集がありました。

松屋が牛丼を値上げしたそうです。30円の値上げで320円となったそうです。

原因は牛肉の値上がりということでした。

2割くらい相場が上がったらしいです。中国がUS牛を輸入再開したことが理由のようです。AUSSYビーフを使っているチェーン店もありましたが全体が上がるのかもしれません。

セーフガードが発動して関税が高くなっているそうです。

なんで今発動するのかその仕組みが全く分かりません。

本当の先物相場というのでしょうか?本当に必要なものを取引するものです。

320円でも安いです。十分です。

これで値段が理由で売れないということにはなりません。

ただ、考えてみてほしいのはなぜこの値段まで下がったか?ということです。

理由は価格競争だったのですが。

実はこの間に牛丼屋さんの本当の牛丼の価値までもが下がってしまったように感じます。昔は吉野家の牛丼は450円だった記憶があります。

その当時はそれは高級品というイメージでした。

今はちょっと、、、

言いにくい感じですがサラリーマンのお昼代の節約としてもちょっと抵抗があるのではないでしょうか?

なんというかファーストフードのハンバーガー屋さんの方が高級店という感じがします。ラーメン屋さんでも400円台でチャーハンやラーメンが食べられます。

ラーメン屋を選ぶ人が多いでしょう。400円のチャーハンがあれば牛丼より高くても食べると思います。そして高級感は若干ですがあります。

でもそこも大衆食堂の流れです。

吉野家は市場の中にあった大衆食堂の元祖です。

頑張ってほしいものです。応援しています。

というか、人々が肉に対して興味を持たなくなったという現実です。

どちらかというとヘルシーなものを好みます。

肉や魚を食べなくてもたんぱく質を取ることができて生きていけることが大衆にも伝わってしまったのであえて無理して肉を食べることもしなくなったのでしょう。

となると、肉好きな人には牛丼屋の肉はヘルシーすぎて食べた感じがしないでしょう。

そうですね。

今は牛肉を山盛りにした500円ちょいのランチがそこらじゅうにあふれかえっています。

こうなると牛どん屋さんは方向転換をせざる得ないと思います。

安ければいいわけじゃなかったのです。

やはり、従業員を減らしてサービスも減らしてまで安くするべきじゃなかったのです。

ここは今でこそ実感します。

お金が無いといっても人間の欲求の中で一番強いのが食欲です。

何よりもおいしいものを食べることは贅沢です。

お金を多少払ってもいいからおいしいものを食べたいはずです。

マクドナルドは安売りをあるところで辞めました。

そこから高級志向になりました。

安いメニューはかくしてしまいます。でも上手く復活しています。

それよりなぜ?

といえば、日本企業かUS企業かというところでしょう。

ブランドを大事にするUSらしい発想です。

マクドナルドは牛肉をあまり売っていません。チキンやポテトが多いのです。

ここらへんがビジネスとして考えるとうまいなと思います。

なんていっても現場で働く人が頑張っているだけなのですが。。

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