『景気減速と経済の問題で考えるべき今後のキャリアプランとは?』
「日経平均は650円安、今年最大の下げ幅 世界景気の減速懸念」 [東京 25日 ロイター] – 東京株式市場で日経平均は大幅反落した。世界の景気減速懸念が再燃し前週末の米国株が急反落。外為市場で円高が進行したことも重荷となり、朝方から幅広い銘柄が売られた。海外勢から仕掛け的な先物売りが出て下げ幅を拡大したが、午後は為替がやや円安方向に振れたことを横目に眺めて下げ渋った。ただ、反発の勢いは弱く、終値の下げ幅は650円を超え、今年最大となった。 (ロイターより) |
どうやら景気が減速しそうだと警笛がならされているようです。つまり、アメリカの株が下落していき、日本やその他の国はそれに連動するように同時株安が始まるということを恐れています。
日本の経済の弱さは実質的に景気が良くなっていないのに株価だけ政府によって買い増しされていき上げていても、グダグダといった感じになっています。
それが素の状態になろうとしています。
さらに、アメリカで株が「やばいの来るかも?」と言われている状況です。
つまり、転職するなら早くしないとどこも扉を開けてくれなくなります。転職の扉は一度閉じると数年開かないこともありますし、自分の適期を逃してしまうと一生のうちの大事な転職のチャンスを逃すことになります。
日本でもリーマンショック後の転職の絞りは半端ないものがありました。
会社が経営難になって求職者が増える一方、求人は減っていく。
回復するかと思ったら株価のように渋い状態がつづくといった感じです。
ところで、公的年金の積立金も運用されています。つまり、私達国民の年金です。
厚生労働省より
平成29年度のデータがHPでは最新でしたのでいい結果しかでていませんが、156.4兆円の積立金があったのを10兆293億円も増やしたそうです。
平成13年度から比較すると74兆円も増やしたそうです。
全部、ここ最近の株高によるものです。
この後、暴落によりだいぶ減らしています。
そして、今年は黄色信号が点灯しているので検討を始めたようです。
下落に転じるから株を売ろうというのでしょう。そうしたら日本の株はさらに下がり方が加速します。
売らないと年金の積立金が少なくなって元金よりも減ってしまいます。
今まで税金を費やして株価を上げていたこともあってそれは絶対にできません。
しかし、年金が全額株を売ってしまうと、株価が下がり国民の投資家の資産が一気に減ってしまいます。それより何より企業の株価が下がったらどうなるか?
そっちのほうが恐ろしいです。
年金を守るか?国民の資産や企業を守るか?
という究極の選択に迫られてきます。
今後は「採用は見送ります。」
という企業が多発することでしょう。
株で運用というと聞こえはいいですが、結局、増えたならその分のお金を個人の投資家や海外の投資家や税金などから集めてきてそれを貰うということにしなければならないのですが、それはなにか本質と違う気がします。
海外の投資家はプロで日本から儲けてでていってしまった感じがあります。
この時点で日本の中でどこかが犠牲になるしかないのですが、そうなると、年金の積立金を減らしてでも、国民や日本企業を守るのが筋というものです。
つまりは、年金が減ることがほぼ確定という気がしないでもありません。
年金一気に売りさばくこともできるのでしょうが、それをしたら非難されることでしょう。
なんだか悲しいですね。
「税金を使って年金を増やそうとしたら結局年金は減って、税金も無駄になり、株価はアメリカにつられて徐々に下がっていき国民の全員が資産をへらす。」
資本主義の終わりなどとも言われています。
老若男女問わず、いつまでも働き続けるつもりで自分で得意なことを磨けるような仕事を頑張るしか無いということだと思います。
そのために転職が必要ならば、今が最後のチャンスなのかもしれません。
いつでもチャンスは一度きり。
一期一会です。
今に限ったことではありません。
しかし、オリンピック後に景気が減速すると言われていたのが前倒しになるとしても、オリンピック後には減速するなら、もうそれからの仕事人生は今までとは違うものになると覚悟しておかなければなりません。
そういう意味では本当の締切は2020年のオリンピックだと言えるのかもしれません。
なんというか、キャリアプランってこういうことも考えて決めないといけないと思うのです。
自分がなんとなく好きなことを目指してやるというと少し気に入らないだけですぐに辞めてしまう傾向があります。
そうじゃないんです。
キャリアプランとは生存戦略だと思います。