【大企業を辞めて良かったと思った理由】社員を使って事業所を監視社会の実験都市に!?
それはいつだったでしょうか、もうずいぶんと昔のことになります。
「今とはまだ様子が異なる時代だったのですが今思えばそうだったんだと気が付かされることが多々あります。」
そういう嘘みたいな本当のことが日本の大企業で行われていたのだと知ったのです。
思い出せば、あれもこれも全部監視都市のための実験だったんじゃないのか!?
ということがたくさんあったのです。
今さら気づいても遅いですが、とりあえず逃げることができました。
まるで避難するように辞めていきました。
同じグループの仲間たちも同時期に50%が辞めるという恐ろしい状況でした。
こんなことがリストラじゃないときに起きていたのです。
そして現在では堂々と早期退職社の募集を行っています。
「なんかおかしいな?」
と思ってから7,8年が経過しています。
そこで辞めたことが正解だったとやっと気がつくわけですが、それでもまだ今だに辞めずに居たほうが良かったんじゃないのか?
と考えたりすることもあります。
それは洗脳から抜け出したあとにまた引き戻されるかのような現象だと思います。
いまでも希望退職に応募せずん頑張って定年まで耐えしのげばいいだけじゃん。とおもったりします。
では、生ぬるい湯水に使ってのうのうと生きていくことを選べばできたのでしょうか?
まあ、それはできません。
ぜんぜん、ぬるくありませんでした。
昔でもそうだったのですから今じゃもっときついでしょう。
ただ耐えて会社に通うのが辛くて辛くて登校拒否になる学生と同じ気持ちだったと思います。
仕事だから仕方ない。辞めるわけには行かない。
だから病気になるまで頑張り続ける。
ということが普通に起こり、まわりにたくさんのそういう状態の人がいました。
だから、
これはまだマシだったときの話です。
その後どうなったのかはわかりません。
ほんとうに怖い話ですが、本当のことです。
肥大化してコントロールを失った企業がどうやって崩壊するのか?
それを見てみたい気もしますが、それは中からではなく外から見守っていきたいと思います。
そうでした。
監視社会の予行練習のようなことをやっていた
ということを思い出したのでした。
社員をある事業所に集めてそこである実験を開始したのでした。
その当時はまだ良くわかっていなかったのでビルが新しくてきれいになるということだけで若い人は喜んでいました。
でも、中年の事情を知る人は顔が浮かれません。何かいつも不安だと言っていました。
なんとなく直感で気がついたのでしょう。
監視されるとは思ってもいませんでしたが、おそらく会社のデスクやオフイス環境がなんとなく人間に優しくないという雰囲気を出していたのでしょう。
たくさんの監視カメラが天井に仕組まれていた!
オフィスにはソファーがあって自動販売機がある休憩所らしきものがあったのですが、そこには上を見ると監視カメラが付いていました。
それを見ながらばかにしてたものですが、こんなとこじゃリラックスもできません。
当時は誰だかわからないだろう?
と思っていたのですが、
今では画像認識技術で個人を特定されて誰が何分そこでさぼっているかが計算されることもあるでしょう。
これが仕事をしている場所からトイレ以外全てに至る場所に見えるように付いていました。
トイレも見えないだけでどうだったかはわかりません。
すべての扉でIDカードチェック
これってロックダウン状態のような感じで自由に出入りができないわけじゃないんですが、パスがないと当然出入りできない権限の人も居ます。
すでにこれが昔から実践されていたことが怖いです。
GPSなんてついてないのですが、出社するときに通る扉からトイレに行くときも昼ごはんに行く時、別の階に移動する時全てにIDカードをかざすので自分がどこにいるのかが丸わかりです。
社員たちは監視実験に使われていた?
今思えばセキュリティの重要性を認識していたといえば済まされますが、絶妙に社員を監視することができます。
そしてそういう会社の上層部の態度は末端の社員の扱いにも現れてくるわけです。
ですからとっても不快な空間でした。
特別警戒区域もあった?
なかにはもっと厳しくて自分の席を離れたりPCをロックしたことさえ監視されていて通知される場所がありました。
そこはさぞかし厳重なデーターを扱っているのではないか?と思われますが、
どれくらいの時間作業していたかを把握するためにやっていると言われていました。
それは作業効率化の実験でもあると。
たしかにそれが仕事の要であるのである意味仕方がないかもしれません。
こうなると、仕事が監視されるのは良くて、都市が監視されるのは人権侵害だというのはおかしい気がします。
都市に済む事自体が仕事のために住んでいるような場所もあります。
そういうところを実験として監視都市にしたら?
会社でも監視されて仕事以外でも監視される。
これは地獄ですね。
精神的に地獄です。
大企業は城下町のような感じで一部の都市にたくさんの従業員が住んでいたりします。
これはプライベートもなにもありません。いつでも会社へ筒抜けです。
こういうのが嫌だというか、気持ち悪いと感じたから辞めたのもあって監視社会はやっぱり自分には耐えられないなと思います。
よく犯罪が減るからいいじゃん。
というのはいい使い方であって、もしも、監視データが会社に伝わっていたら??
そう考えるととても怖いものです。
日本は給料を支払うのは国ではなくて、会社です。公務員は国となります。
ですから、監視した場合、そのデータを誰がどこまで見ていいのか?
それが一番大事です。また、ちゃんと流用せずに管理できる信頼できる組織があればいいですが、なければ自分たちで分散管理するのがいいわけです。
コンビニの監視カメラのように各店舗で録画していたりするものを事件があったときに警察が見せてもらいに行くようなこういうやり方が一番正しいような気がします。
そういえば会社の中では電子マネーですべてを決済していた!
そういえば、まだSuicaと同時期に会社独自の電子マネーで買い物ができました。
当時は便利!最新!
とか言われていましたが、ばかですね。
すっかり監視されています。
最悪です。
お昼になに食べたかくらいはいいですが、会社の敷地内にコンビニがあってプライベートもだだ漏れです。
これ使っておやつに糖分を取ってる人は仕事ができないとかデータが集計されていたら嫌ですね。
ほんとうに可能だから怖いです。
もちろん、いまでは当たり前にわかるわけですが、すでにそういう仕組を昔にやっていたというところが、どっからそのアイデアをもらってきた?
と問い詰めたくなるような気持ちでいっぱいです。
そういうわけでそのような会社から避難したことは今でも正しかったと思います。
国が監視国家へ向けて突っ走っていくのを反対しようにも会社がそれじゃ歯向かう力もでません。
これらのものがすべて中央集権となった場合に監視ツールがいかに恐ろしいものになるかということはいうまでもありません。
そういえば、インターネットが規制されていた!
銀行だったらインターネットに繋がないほうがいいという理由もわかりますが、インターネットが大事といっておきながら、社員は自由に閲覧することができません。
会社で仕事をサボるから駄目という理由が表向きの理由ですが、個人間で情報をやりとりする掲示板などが規制対象でした。
アクセスしようとすると禁止されていますと表示されてできません。
何度もやっていると人事部から連絡がきます。
若い人は自分の会社が外部からどう思われているのかほんとうのことを知らないのです。
おかしな話です。
会社がガードした情報は有害で無益だから必要ないという。
家に帰れば自由にネットが見れると言われても終電までくたくたになるまでPC見ていた人がネットをするかっというんですよね。
さらにネット環境まで会社が提供していると監視のおそれも。
スマホが普及してどうなったかはわかりません。
普通に考えたらそういう会社にいたら若いものは自分の情報が閉鎖されるのを恐れて辞めていくことでしょう。
企業が国みたいな感覚?
そういう大企業は社員の生活に必要なサービスを関連会社で提供しています。
そうなるともう国のようです。
国家が会社というイメージなのです。日本政府のことには興味がいかなくなりました。
非常に怖いことです。
これは田舎の1都市を使って企業が実験都市を作って展開すればそこに国家が1つ作れることと同じになります。
もうあとは言うまでもありません。
これからは中小企業の時代じゃなきゃ駄目!
駄目だと思います。
過去の財閥解体ではありませんがやはりこういう企業の方向性は人々が求めることとは逆行しているわけです。
気が付かないうちに推し進めたとしてもいずれ反対が起きます。
反対されたらいずれは崩壊します。
そういうことを考えると日本における理想的な会社組織の形態が変わったのだと思います。
これに乗り遅れたら民間企業は終わりだと思います。
そういう流れを理解することが転職においても大事なことです。